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環境ニュース[国内]

日本の20湿地を重要湿地に新登録 ラムサール条約第9回締約国会議ウガンダで開催へ

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2005.10.21 【情報源】環境省/2005.10.21 発表

 2005年11月8日から15日にかけて、ウガンダのカンパラでラムサール条約第9回締約国会議が「湿地と水:命を育み、暮らしを支える」という副題の下に開催される。
 ラムサール条約は正式名称を「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といい、水鳥をはじめとする湿地の生態系生物多様性の保全に向けて、人間と湿地が共生する湿地の「賢明な利用」を行うとの方針の下に各国が取るべき措置を規定している条約。
 今回の会議には、締約国146か国の政府代表、国際機関、NGOのメンバーが参加予定。
 議題としては各締約国から提出された国別報告書にもとづき、条約履行状況について事務局から報告が行われるほか、(1)ラムサール条約湿地の登録基準に、景観や伝統など湿地の文化的側面を組み込むことなどを提案する、重要湿地リスト拡充のための戦略的枠組み・ガイドラインの改正、(2)「湿地の賢明な利用」など用語の再定義−−など、24本の決議案について討議が行われる予定だ。
 また、会議の初日にあたる11月8日に、日本の湿地20か所がラムサール条約に基づく「国際的に重要な湿地」として登録され、事務局から関係する地方自治体関係者に対し認定証の授与が行われる見込み。
 新たに登録されるラムサール条約湿地は雨竜(うりゅう)沼湿原、サロベツ原野、濤沸(とうふつ)湖、阿寒湖、野付半島・野付湾、風蓮(ふうれん)湖・春国岱(しゅんくにたい)(以上6件、北海道)、仏沼(青森県)、蕪栗(かぶくり)沼・周辺水田(宮城県)、奥日光の湿原(栃木県)、尾瀬(福島・群馬・新潟県)、三方五(みかたご)湖(福井県)、串本沿岸海域(和歌山県)、中海(鳥取・島根県)、宍道湖(島根県)、秋吉台地下水系(山口県)、くじゅう坊ガツル・タデ原湿原(大分県)、藺牟田(いむた)池、屋久島永田浜(以上2件、鹿児島県)、慶良間(けらま)諸島海域、名蔵(なぐら)アンパル(以上2件、沖縄県)。【環境省】

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