一般財団法人環境イノベーション情報機構
「疏水百選」候補に対する投票を開始 インターネットと郵送で受付
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2005.10.20 【情報源】農林水産省/2005.10.20 発表
国内の「疏水百選」選定作業を進めている農林水産省は平成17年10月20日、全国から応募された「疏水百選」候補の中から284地区を正式候補として公表し、これらの候補についてインターネットと郵送による投票を開始することを明らかにした。疎水はかんがい、給水、舟運、発電などの目的で、新たに土地を切り開いて設けた水路のこと。用途としては農業用水の供給目的で設置されたものが多く、全国で約40万キロメートルにも及ぶ。これらの疎水は本来の設置目的以外にも、生態系保全や景観形成など多くの役割を受け持っているが、近年は農村地域の過疎化・高齢化により、従来のような地域共同作業による管理が難しくなってきている。
今回の「疏水百選」の選定は、一般の人びとの疎水に対する意識を深め、都市の住民も含めた新たな疎水の保全活動につなげていくことをめざしたもの。
候補となっている284疏水については、今回の投票結果と有識者から構成される選定委員会の検討結果を踏まえ、18年1月頃までに最終的な「疏水百選」が絞り込まれる予定だ。
なお、インターネット投票は農林水産省の疏水百選特設ページの中で、実施されている。投票したい候補疎水にクリックすることで投票が可能。
また郵送での投票は専用の投票用紙に記入の上、事務局(03−3234−5670)に送付することが必要。【農林水産省】