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環境ニュース[国内]

コニカミノルタオプトプロダクト(株)で酸化トリウムを含む光学レンズ片を発見

エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.10.11 【情報源】文部科学省/2005.10.06 発表

 コニカミノルタグループの光学関連子会社コニカミノルタオプトプロダクト(株)(山梨県笛吹市)の倉庫内にあったダンボール箱から、同社が保管を把握していなかった酸化トリウムを含む光学ガラス片がみつかり、同社は平成17年10月6日に文部科学省に通報を行った。
 この光学ガラス片は昭和47年頃から60年頃まで、コニカミノルタオプトプロダクトの前身・甲府コニカが購入し、光学レンズとして加工していたもの。
 甲府コニカはその後、光学レンズの加工・製造を中止したが、平成15年8月にミノルタカメラとコニカ(株)が経営統合され、甲府コニカがコニカミノルタオプトプロダクトに組織再編された際に、この光学ガラス片の保管に関する情報が引き継がれていなかったため、今回発見されるまで、コニカミノルタオプトプロダクト側は保管を把握していなかった。
 保管されていた光学ガラス片は酸化トリウム量にして約2.9キログラム分。現在は同社の放射線取扱主任者による指導の下、事業所内の施錠管理された倉庫内に保管されている。
 なお通報を受けた文部科学省が10月6日に、コニカミノルタオプトプロダクト側に事情聴取を行った結果では、倉庫外壁表面の放射線量は1時間あたり最大0.3マイクロシーベルトと安全上問題のないレベルだという。
 文部科学省はこの結果を踏まえ、10月6日中にコニカミノルタオプトプロダクトに対し、(1)光学ガラス片を安全に保管すること、(2)事業所内に把握していない光学ガラス片がないか再度詳細に点検し、今後の対応と併せて報告すること−−を指示した。【文部科学省】 

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