一般財団法人環境イノベーション情報機構
2地域をモデル地域に、首都圏の自然環境の保全、再生、創出手法を検討へ
【自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2005.09.20 【情報源】国土交通省/2005.09.20 発表
国土交通省は(1)神奈川県の三浦半島と(2)埼玉県の見沼田圃・安行−−の2地域をモデル地域として、首都圏の自然環境の保全、再生、創出手法の検討をすすめることを平成17年9月20日までに決めた。同省は16年3月に、首都圏で自然環境の保全、再生、創出に取り組むための基本目標や将来像を示した「首都圏の都市環境インフラのグランドデザイン」を策定しており、今回の検討はこのグランドデザインの実現化に向けてのもの。
国土交通省、農林水産省、環境省の3省と首都圏の5県4政令指定都市が参加する協議会を設け、この協議会で検討方針を決定するとともに、モデル地域となる2地域にワーキンググループを設置し、地域の具体的な課題を調査・整理する。
なお三浦半島では山・川・海が一体となった自然の保全と利活用、緑地計画段階から管理・運営までを市民と協働で進めるための手法について検討するほか、見沼田圃・安行地域では、野生生物の生息・生育空間に関する現況調査、環境調査、見沼田圃と斜面林を一体として捉えた保全活用策の検討を進める。検討の成果は17年度中にとりまとめる。【国土交通省】