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環境ニュース[国内]

06年の漁獲可能水準ゼロに ベーリング公海漁業条約第10回年次会議

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.09.14 【情報源】水産庁/2005.09.13 発表

 2005年9月6日から9日まで、韓国の釜山でベーリング公海漁業条約第10回年次会議が開催された。
 この条約は、ベーリング公海のスケトウダラの保存管理、適正利用を目的としたもの。ただし10年以上操業一時停止(モラトリアム)を継続しているにもかかわらず、ベーリング公海のスケトウダラの資源水準は低いまま回復の兆しがみられないことから実際の操業再開のめどは立っていない。
 今回の会議のうち科学技術委員会の討議では、条約水域の資源量推定の基礎となるボゴスロフ水域での調査結果に基づき、06年のアリューシャン海盆系群スケトウダラ資源の生物学的漁獲可能量(ABC:水産資源を最適な水準に維持・回復させるための生物学的許容漁獲量)を9,168トンと決定した。
 日本は合意されたABCを漁獲可能水準(AHL)として設定することを提案したが、沿岸国である米国とロシアは条約附属書第1部の「資源量が167万トン未満の場合、AHLはゼロとする」という規定に基づき、AHLをゼロとすべきと主張。いずれの主張も合意が得られなかったが、条約の規定に従ってAHLは前年に続きゼロとなった。【水産庁】

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