一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

核燃機構高速実験炉「常陽」で42本の伝熱管に漏えい

エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.09.07 【情報源】文部科学省/2005.09.06 発表

 平成16年11月26日から第14回定期検査を実施中の核燃料サイクル開発機構の高速実験炉「常陽」(ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料ナトリウム冷却高速中性子型、原子炉熱出力140メガワット)で、2基ある窒素ガス冷却器の伝熱管2,400本の漏えい試験を実施した結果、42本の伝熱管に漏えいが認められたため、核燃機構は17年9月6日、文部科学省に報告を行った。
 報告では、伝熱管の漏えいの原因を、約16年にわたる使用の結果、冷却水中の酸化物(塩化物イオン、硫酸イオン)が伝熱管内面に付着・堆積し局部腐食を発生させたことが生じたためと分析。
 腐食は今回漏えいまでに至っていない他の伝熱管にも認められたことから、核燃機構は対策として、伝熱管全数を窒素ガス冷却器から脱管し、同一仕様の伝熱管に交換するとした。
 報告を受けた文部科学省も、この原因と対策を妥当とする見解を6日中に示した。
 なお、この現象による人身・環境への放射能の影響はないという。【文部科学省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク