一般財団法人環境イノベーション情報機構
05年度第2期北西太平洋鯨類捕獲調査・釧路沖鯨類捕獲調査実施へ
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.09.06 【情報源】水産庁/2005.09.06 発表
2005年度の第2期北西太平洋鯨類捕獲調査(釧路沖鯨類捕獲調査)が05年9月7日から10月末まで実施されることになった。北西太平洋鯨類捕獲調査は、国際捕鯨委員会(IWC)を設置した国際捕鯨取締条約第8条に基づき実施している調査で、1994年から1999年まで実施したミンククジラの系統群調査を主目的とした第1期調査が終了し、00年からは鯨と漁業の競合関係の解明を目的とした第2期調査が行われている。
釧路沖鯨類捕獲調査は北海道釧路市を中心とした半径50マイル以内の海域を対象とする調査で02年、04年に続き今回が3回目の調査。
標本採集船4隻がミンククジラ60頭の捕獲調査を行うとともに、胃内容物の餌生物種の同定、内容物量の測定を行うほか、餌生物調査船1隻があらかじめ設定された調査線上を航走し、計量魚探、トロール網を使って餌生物調査を行う。また目視調査船1隻も目視による鯨類分布、資源量調査を行う予定。【水産庁】