一般財団法人環境イノベーション情報機構
愛・地球博の環境アセス 解体工事評価など2追跡調査に対し環境大臣意見送付
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2005.09.01 【情報源】環境省/2005.09.01 発表
環境省は愛・地球博(2005年日本国際博覧会)の環境影響評価追跡調査報告書のうち、「会期終了後の工事に伴う予測・評価」と「04年度環境モニタリング調査報告書」に対する環境大臣の助言を2005年9月1日付けで経済産業大臣に提出した。愛・地球博の環境影響評価書については、環境大臣意見などを考慮した事業所管大臣の経済産業大臣意見が2002年6月にまとめられており、一連の環境アセス手続きは終了している。
ただし最終的な評価書は8項目の追跡調査を行った上で作成することになっており、今回の意見はこのうち、「会期終了後の工事」と「04年度環境モニタリング」についての追跡調査が05年7月に作成されたことから、この追跡調査報告書に対し意見をまとめたもの。
会期終了後の工事に関しては、解体・撤去工事に伴う発生材再利用先の明確化、廃棄物のリユース・リサイクル方法の検討、工事用車両から排出される浮遊粒子状物質対策の実施、これまでに蓄積された環境保全の知見の共有化、会場跡地保全のための調整実施−−が指摘され、一方04年度環境モニタリング調査については、モニタリング調査計画に基いた会期終了後のモニタリング実施、04年度モニタリングで管理目標値を超過した日が多かった工事の放流水水質管理に関する対策検討、その検討結果の解体・撤去工事への反映−−などが指摘された。【環境省】