一般財団法人環境イノベーション情報機構
アスベストによる労災認定事例があった181事業場を追加公表
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2005.08.26 【情報源】厚生労働省/2005.08.26 発表
厚生労働省は平成17年8月26日、就業中にアスベスト(石綿)にさらされたことが原因で肺がんや中皮腫を発症したとして、労災認定を受けた人が働いていた181事業場の名称を新たに公表した。17年7月29日に234事業場を公表したことに続くもので、今回は(1)11年度から16年度までに労災認定を受けた人が働いていた事業場のうち、29日以降に裏付け調査が完了したか、新たに労災認定の事実が判明した79事業場、(2)10年度以前に労災認定を受けた人が働いていた102事業場−−が公表対象となった。
各事業所について、労災の対象になった作業の内容、肺がん、中皮種別の労災認定件数、アスベストを扱っていた期間が明らかにされている。
なお業種別に見ると製造業が51.8%、建設業が39.1%を占め、さらに製造業の中では、船舶製造業(修理業を含む)や窯業・土石製品製造業の順で労災認定された事業場数が多く、両業種で製造業全体の50.9%を占めていた。
厚生労働省では今回公表された情報に関する問い合わせや、労災保険に関する相談については、都道府県労働局、労働基準監督署の相談窓口で受け付けるとしている。【厚生労働省】