一般財団法人環境イノベーション情報機構
「地球観測システム構築推進プラン」事業で13件の支援課題を決定
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2005.08.23 【情報源】文部科学省/2005.08.19 発表
文部科学省は平成17年5月9日から25日まで、支援対象となる課題の一般公募を行っていた、17年度海洋開発及地球科学技術調査研究促進費「地球観測システム構築推進プラン」事業で、13件の課題を採択したことを17年8月19日に発表した。この事業は、17年2月の第3回地球観測サミットで承認された「全球地球観測システム(GEOSS)10年実施計画」の9分野の目標を踏まえて、(1)海洋表層での二酸化炭素分圧の全球観測実現に向けての技術開発、(2)海洋などの炭素循環メカニズムに関する観測研究、技術開発、(3)インド洋またはインドネシア陸・海域における研究観測ネットワークの構築、(4)アジアモンスーン域での水循環・気候変動に関する観測研究または技術開発、(5)地球観測に関する調査研究−−の5分野について支援対象となる課題を募集していたもの。
今回の公表内容によると、募集期間中に寄せられた計54件の案件から、選定プロジェクトチームが(1)について1件、(2)について4件、(3)について2件、(4)について4件、(5)について2件−−の採択を決定したという。
採択案件には国立環境研究所の「西太平洋の海洋大気間・酸素収支観測」などが含まれている。【文部科学省】