一般財団法人環境イノベーション情報機構
知床半島先端部地区「利用の心得」案への意見募集開始
【自然環境 自然公園】 【掲載日】2005.08.15 【情報源】環境省/2005.08.15 発表
環境省東北海道地区自然保護事務所は平成17年8月15日、知床国立公園の知床半島先端部地区「利用の心得」案を公表し、この案について17年8月31日まで意見募集を行うことにした。知床半島の先端部地区は、原始性の高い自然景観と豊かな生態系に恵まれている一方で、整備された道などがなく、刻々と変化する海況や風況、低い海水温、高密度なヒグマの生息など極めて厳しい自然条件が存在する地域。
利用に際して安全性や快適性は全く保証されていないため、同地域に立ち入る際には極めて高度な技術と体力、判断力が求められ、全行動が自己責任に委ねられることを十分に自覚することが必要。
今回意見募集対象になっている「利用の心得」案はこのような状況を踏まえ、先端部地区に利用者が立ち入る際に留意すべき事項、禁止事項についてまとめたもの。
具体的には(1)利用の基本原則、(2)ヒグマ対策など安全管理に関する留意事項、(3)植生や野生動物への配慮、ゴミ・排水、排泄物等の処理など一般的留意事項、(4)海岸トレッキング、山岳部登山、沿岸カヤッキング、河口部サケ・マス釣りなど利用形態別留意事項−−が示されている。
意見提出先は環境省自然環境局東北海道地区自然保護事務所(住所:〒085−8639北海道釧路市幸町10丁目3番地釧路地方合同庁舎4階、FAX番号:0154−32−7575、電子メール:E-HOKKAIDO@env.go.jp)。意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている。【環境省】