一般財団法人環境イノベーション情報機構
廃棄物焼却施設からの16年ダイオキシン類排出総量、15年比約8%削減
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2005.08.11 【情報源】環境省/2005.08.11 発表
環境省は平成15年12月1日から16年11月30日までの1年間を対象とした、全国の廃棄物焼却施設の排ガス中ダイオキシン類濃度の測定結果や濃度測定結果をもとにしたダイオキシン類排出量の推計結果をまとめ、17年8月11日付けで公表した。推計によると、この1年間に全国の廃棄物焼却施設から排出されたダイオキシン類総量は約133グラム。うち、一般廃棄物焼却施設からの排出は約64グラム、産業廃棄物焼却施設からの排出は約69グラムであるとされた。
前年の同時期(14年12月1日から15年11月30日まで)の廃棄物焼却施設からのダイオキシン類排出量の推計結果は約145グラムとされているため、1年間で約8%の排出量が削減されたことになる。
なお、事業活動からのダイオキシン類排出量については、12年に定められた「15年のダイオキシン類推計排出量を9年比で95%削減する」という排出量削減計画が達成されたため、政府は17年6月24日に「22年の推計排出量を15年比で約15%削減する」とする新たな削減計画を公示している。
この新計画には各事業分野別の削減目標値が定められ、廃棄物焼却施設からのダイオキシン類排出量については、22年に15年比で約30%削減することが新たな目標として設定されている。【環境省】