一般財団法人環境イノベーション情報機構
鳥インフルエンザウイルス、278戸の養鶏場の陰性を確認 全国一斉監視調査で
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.08.01 【情報源】農林水産省/2005.07.29 発表
農林水産省は平成17年7月29日、各都道府県が養鶏場で実施している高病原性鳥インフルエンザウイルスの全国一斉監視調査で、7月17日から23日までに判明した278戸の養鶏場の検査結果は全て陰性だったと発表した。この調査は、17年6月以降、高病原性鳥インフルエンザウイルスの発生が確認された茨城県および、その周辺にある5県(福島県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県)を重点化して実施しているもの。
上記6県では飼養羽数1,000羽以上の採卵養鶏農場の6割以上を対象にするが、その他の都道府県では採卵鶏飼養農場の3割以上を無作為抽出の上、調査している。
調査内容は、全検体についてまず血清抗体検査を行い、これが陽性だった場合や死亡羽数増加など問題がみられる場合に、ウイルス検査を実施するとしている。調査期間は17年9月16日まで、調査数は1農場あたり10羽以上。
農林水産省は都道府県から報告された検査結果を集計し、17年7月22日から毎週1回公表を行う方針で今回は2回目の公表。これまで陰性が確認された養鶏場数は累計で295戸となった。【農林水産省】