一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

17年度夏期全国星空継続観察で参加者募集開始

環境学習 こどもの環境学習】 【掲載日】2005.07.25 【情報源】環境省/2005.07.25 発表

 環境省は平成17年7月25日、全国星空継続観察スターウォッチング・ネットワーク)の16年度冬期観察の結果と17年度夏期観察実施計画を発表した。
 全国星空継続観察は、参加者に大気汚染光害など大気環境問題への関心を高めてもらうことを目的に、昭和63年から毎年夏期と冬期に実施している星空観察。
 17年1月1日から1月14日にかけて実施された16年度冬期観察では、全国359団体、延べ3,788人が参加し、肉眼による天の川の観察や双眼鏡による「すばる(プレアデス星団)」の観察などを行った。
 このうち天の川の観察で高い高度にあるペルセウス座付近、中高度にあるふたご座付近、低高度のいっかくじゅう座付近−−の3地点の見え方を比較した結果では、高度が高いほど「星が見えやすい」という回答の割合が高くなり、地上に近いほど人工光の影響を受けていることが判明した。
 また「すばる」の観察では規模の大きな都市ほど明るい星しか見えず、またあらゆる規模の都市で年々星が見えにくくなっている傾向が確認された。
 観察ではさらに全国23地点の定点観察地で撮影した夜空のカラースライド写真から「夜空の明るさ」を求め、都市規模別の比較調査を実施したほか、一般参加団体が撮影した天頂付近の夜空のカラースライド写真から「夜空の明るさ」を求める調査も行った。
 23地点の調査結果、一般参加団体による調査結果とも、都市規模が小さくなるほど夜空が暗く星がよく見える傾向が引き続き読みとれたが、一般参加団体による調査結果を土地利用状況別に分析したところでは、森林・山間地の夜空が最も暗く、農業地域、住宅地、商業地域、工場地帯の順に夜空が明るくなっていくことが確認された。
 なお17年度夏期観察は、17年7月27日から8月19日までを観察期間として実施予定で、天の川の白鳥座、たて座、いて座付近の肉眼での観察、こと座のおりひめ星付近の星の双眼鏡による観察、星空の写真撮影を実施する。
 17年度夏期観察への参加については、都道府県・政令指定都市・中核市の大気環境担当部局などで受け付けている。【環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク