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環境ニュース[国内]

日本原燃が「ウラン試験計画書」「試験運転全体計画書」改訂版と「化学試験報告書(その3)」を保安院に提出

エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.07.06 【情報源】原子力安全・保安院/2005.07.06 発表

 日本原燃(株)は平成17年7月6日、原子力安全・保安院に「再処理施設ウラン試験計画書」、「再処理施設試験運転全体計画書」、「化学試験報告書(その3)」を提出した。
 日本原燃再処理施設は18年の操業開始に向け、段階的に操業状態に近づけた試験を実施しているところ。
 3つの報告書のうち、「再処理施設ウラン試験計画書」と「再処理施設試験運転全体計画書」は平成16年6月11日付けで提出された報告の改訂版で、(1)再処理事業部「保障措置部」を「核物質管理部」に名称変更し、全社の公開制限情報を取扱う総括部署と位置付けたことに伴う訂正、(2)第1ガラス固化体貯蔵建屋東棟を管理区域設定建屋に追加したことに伴う訂正、(3)海洋放出管の工事実施時期を見直したことに伴う訂正−−を反映させている。
 一方、「化学試験報告書(その3)」は平成16年6月4日に保安院に提出された「再処理施設化学試験報告書(その2)」以降に実施した化学試験の結果を示したもの。
 具体的には、高レベル廃液ガラス固化建屋、チャンネルボックス・バーナブルポイズン処理建屋、第1ガラス固化体貯蔵建屋東棟で実施した計60の化学試験の結果について、試験で発生した設備の不適合事項も含め報告している。
 全体としては「おおむね、試験によって各建屋の機器、設備の運転性能、制御特性が良好であることが確認され、安全関連確認事項に関する能力、性能も確保されている」という結論が示されたが、不適合事項としては67件が報告されている。
 このうち「保安上重要な不適合事項」に該当するとされた、高レベル廃液ガラス固化建屋、第1ガラス固化体貯蔵建屋東棟の冷却空気入口・出口形状での圧力損失に関する不適合については、改造工事を実施し、総合確認試験までに再試験を行う方針。【原子力安全・保安院】

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