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環境ニュース[国内]

5県で実証試験を行う湖沼水質浄化技術7件を決定

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2005.07.04 【情報源】環境省/2005.07.04 発表

 17年度の「環境技術実証モデル事業」のうち湖沼水質浄化技術の実証試験実施機関である埼玉県、大阪府、広島県、香川県、愛媛県は、それぞれの県内で実証試験ができる湖沼水質浄化技術の採択案件計7件を平成17年7月4日までに決定した。
 環境技術実証モデル事業はエンドユーザーが安心して技術採用を行えるよう、メーカー側ではなく第3者が試行的に環境技術の効果について実証評価を行う事業。
 湖沼水質浄化技術の評価対象としては、閉鎖性水域の水中、底泥に蓄積した汚濁を直接浄化したり、植物プランクトンの異常増殖を抑制するための技術で、現場で直接適用可能なものを想定。ただし、しゅんせつなどの大規模な土木工事を要する技術は除外されている。
 募集期間中に5県あわせて30件の申請があったが、技術の実証可能性、技術の先進性、環境保全効果などの点について評価を行った結果、最終的に埼玉県が3件、大阪府、広島県、香川県、愛媛県はそれぞれ1件の技術を選定した。
 埼玉県採択分は(株)クレアテラの「ピーキャッチ(リン吸着材)による水質浄化システム」、東洋建設株式会社東京支店の「水質浄化・活性化システムTAWS」、(株)フジタの「ハイブリット型植生浮島浄化法」、大阪府採択分は(株)マイクロアクアの「微細気泡による水質浄化技術(マイクロアクアシステム)」、広島県採択分は(株)共立の「表層水及び空気をポンプにより底層に供給し、水温躍層の破壊及び底層の貧酸素状態を解消する技術」、香川県採択分は積水アクアシステム(株)の「微細気泡並びに加圧、循環による水質浄化技術」、愛媛県採択分は(株)石井工作研究所の「直接曝気方式 ジェット・ストリーマー」。
 今後は実証機関で実証試験計画を策定の上、実証試験が実施。18年2月までには試験結果報告がまとめられる予定。【環境省】  

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