一般財団法人環境イノベーション情報機構
全国749水浴場で水質判定基準達成を確認
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2005.07.01 【情報源】環境省/2005.07.01 発表
環境省は平成17年4月下旬から6月上旬にかけ、全国の水浴場で地方自治体が実施した水質調査の結果をとりまとめ、17年7月1日に発表した。調査対象となったのは、16年の遊泳人口の実績が約1万人以上あった海水浴場と5,000人以上あった湖沼・河川水浴場計749か所。
調査の結果、749か所すべてが水浴場として適当な水質を維持しており、うち全体の82%にあたる611か所は良好な水質である「水質A」以上の評価を受けた。最高ランクの「水質AA」と認められた水浴場も432か所(58%)あった。
なお環境省は今回の水質評価のほかに現在、人々が水に直接触れることができる個性ある水辺を「快水浴場」として選定するための作業を進行中。
「快水浴場」は13年に同省が選定した「日本の水浴場88選」の基本的な考え方を見直し、海水浴場のほか、島や湖沼・河川の水浴場など人々が自然の水に直接触れることができる全ての水辺を対象に含め、(1)美しい水辺(水質、自然景観)、(2)清らかな水辺(環境への配慮・取組み)、(3)安らげる水辺(安全性)、(4)優しい水辺(利便性)、(5)楽しい水辺(環境教育活動など)−−の5点で評価し選定を行うもの。
17年4〜9月に実施される各水浴場での環境保全活動の内容などを踏まえ、17年10〜11月に都道府県から推薦を募り、18年春〜初夏頃に選定結果を発表する予定。【環境省】