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環境ニュース[国内]

「重大不適合」と評価 美浜2号機の第1回目定期安全管理審査結果

エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.07.01 【情報源】原子力安全・保安院/2005.06.30 発表

 原子力安全・保安院は平成17年6月30日、関西電力(株)美浜原発2号機と日本原子力発電(株)敦賀原発2号機について、独立行政法人原子力安全基盤機構から報告された第1回目の定期安全管理審査結果に対する保安院としての評定結果をまとめ公表した。
 定期安全管理審査は原発設置事業者が実施した定期事業者検査の実施組織、検査方法、工程管理、検査にかかわる教育訓練など−−の品質保証・保守管理に関するルール300項目以上への適合性について、独立行政法人原子力安全基盤機構が抜き打ち的手法も使って審査。審査結果を国が「A(不適合事項がなく、品質マネジメントシステムが機能)」、「B(軽微な不適合があるが品質マネジメントシステムは機能)」、「C(重大な不適合ありで品質マネジメントシステム機能していない)」3段階で評定を行うとしている。
 今回発表分のうち、美浜2号機については、美浜3号機の二次系配管破損事故発生を踏まえ特に厳格に審査を行なったとされている。結果としては改善すべき事項が9件みつかったと報告されたが、さらにこれらの要改善事項の背景に(1)点検リストを体系的に作成し統一的に管理するという基本的対応が未整備、(2)点検リスト作成に関する外注管理がずさん−−という関電の原発共通の重大な不適合があると指摘され、総合評価は「評定C」と判定されている。
 一方、敦賀2号機は改善すべき事項が3件みつかったとされたが、総合評価としては「評定B」と判断された。 【原子力安全・保安院】

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