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環境ニュース[国内]

コンクリート製原子炉格納容器規格、原子力設備溶接規格の技術評価書案で意見募集開始

エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.06.27 【情報源】原子力安全・保安院/2005.06.24 発表

 原子力安全・保安院は14年7月に原子炉安全小委員会がまとめた報告「原子力発電施設の技術基準の性能規定化と民間規格の活用に向けて」で示された施設の技術基準の性能規定化(注1)、仕様・実施方法についての基準への民間規格活用−−を進めるの取組みの一環として、日本機械学会による「コンクリート製原子炉格納容器規格(JSME S NE1−2003)」および「発電用原子力設備規格 溶接規格(JSME S NB1−2001)」に関する技術評価書案をそれぞれ公表し、これらの案について平成17年7月25日まで意見募集を行うことにした。
 これらの技術評価書案は、日本機械学会策定の「コンクリート製原子炉格納容器規格」、「発電用原子力設備規格 溶接規格」の2規格を、廃止が予定されている「コンクリート製原子炉格納容器に関する構造等の技術基準(告示452号)」、「電気工作物の溶接の技術基準の解釈」に代わる民間規格として、原子力安全・保安院と原子力安全基盤機構が共同で基準評価ワーキンググループを設け、技術的検討を行ったもの。
 それぞれ規格の技術的項目のうち、これまでの「告示452号」、「溶接技術基準の解釈」と相違する事項の技術的妥当性を確認したとしたほか、「原子力発電施設に関する技術基準(省令62号)」の審査基準の中に法的に有効な規格として明確に位置付けるとの方針を示している。

(注1)材料・工法などを定めた従来の規定から、備えるべき性能を示した規定にすること。一定の性能を満たせば、仕様には一定の選択の自由が生まれる。【原子力安全・保安院】

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