一般財団法人環境イノベーション情報機構
水素燃料電池自動車2車種を型式認証 世界初、トヨタと本田技研製
【エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2005.06.17 【情報源】国土交通省/2005.06.17 発表
トヨタ自動車(株)と本田技研工業(株)がそれぞれ国土交通省に申請していた、水素を燃料とする燃料電池自動車2車種が、平成17年6月17日付けで世界で初めて型式認証され、大量生産が可能となった。今回の型式認証は17年3月31日に、水素ガス漏れ防止要件を定めた、圧縮水素を燃料とする燃料電池自動車の安全・環境基準が公布・施行され、型式認証取得が可能な環境が整備されたことを受け、実現したもの。
水素を燃料とする燃料電池自動車は窒素酸化物や二酸化炭素などの排出ガスが全く排出されないクリーンな次世代低公害車として有力視されてきたが、これまでは、安全・環境基準が未整備で、型式認証ができる状況ではなかった。
国土交通省ではまず13年から、公道走行が可能となる試験自動車として複数の燃料電池自動車の大臣認定を行い、これらの自動車の公道走行試験データを活用しながら、安全・環境基準の整備を進めていた。【国土交通省】