一般財団法人環境イノベーション情報機構
三浦半島小網代地区を近郊緑地保全区域に指定へ 指定案への意見募集開始
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2005.06.15 【情報源】国土交通省/2005.06.15 発表
神奈川県三浦市の小網代(こあじろ)地区70ヘクタールを、首都圏近郊緑地保全法に基づく近郊緑地保全区域として指定する案について、国土交通省は平成17年7月15日まで意見募集を実施することにした。小網代は三浦半島の先端近くにある面積100ヘクタールほどの小さな森。関東地方としては唯一、森林、湿地、干潟、海が自然の状態でまとまって完結した集水域で、希少種を含む貴重な生態系が形成されている。
今回の指定案は同地域が「良好な自然環境が形成され、規模が広い首都圏整備法の近郊整備地帯の緑地」であり、「無秩序な市街化のおそれが大きく、保全することによって首都圏の公害・災害防止効果が著しい」という近郊緑地保全区域としての指定基準を満たしていると判断され、策定されたもの。
なお近郊緑地保全区域に指定されると、(一)建築物その他工作物の新築、改築、増築、(二)宅地造成、土地開墾、土石採取、鉱物掘採などの土地形質変更、(三)木竹伐採、(四)水面埋立て・干拓、(五)土石、廃棄物、再生資源の堆積−−などを行う際に知事への届出が必要になるほか、近郊緑地保全に影響があると認められた時は知事による助言・勧告が行われることになる。
意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている。意見送付先は国土交通省国土計画局大都市圏計画課首都圏班(住所:〒100−8918東京都千代田区霞ヶ関2−1−3、FAX:03−5253−1571、電子メールアドレス: kinryoku@mlit.go.j)まで。 【国土交通省】