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環境ニュース[国内]

安全性未確認の組換えトウモロコシ検出 苫小牧港に荷揚げされた飼料からも

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2005.06.03 【情報源】農林水産省/2005.06.03 発表

 名古屋港に荷揚げされた米国産飼料用トウモロコシに続き、苫小牧港に荷揚げされた米国産飼料用トウモロコシからも、2005年5月30日に安全性未確認の遺伝子組換えトウモロコシ検出が確認された。
 この組換えトウモロコシは、米国の企業が開発した「Bt10」で特定の害虫を死なせる性質を持っている。01年から04年にかけ、米国で最大のべ1万5,000ヘクタールの畑で誤って栽培されたおそれがあることが、05年3月に米大使館から農水省に報告されていた。
 なお今回みつかったトウモロコシは輸入通関前のものであり、飼料として国内に流通することはないという。
 農林水産省の対応策としてはすでに、名古屋港での「Bt10」検出確認時に、当分の間、港湾サイロに荷揚げする全ての船を対象に、安全性未確認の組換え作物に関する検査を強化することを決めている。【農林水産省】

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