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環境ニュース[国内]

安全性未確認の組換えトウモロコシ検査を強化 食品原料となる米国産対象に

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2005.06.02 【情報源】厚生労働省/2005.06.01 発表

 農林水産省が2005年6月1日に、名古屋港に荷揚げされた米国産飼料用トウモロコシの中から、安全性未確認の遺伝子組換えトウモロコシが検出されたと発表したことを受け、厚生労働省は、食品の原材料となる米国産トウモロコシについても、荷揚げする全船を検査対象として検査の頻度をさらに拡大することを決めた。
 なお、名古屋港でみつかった組換えトウモロコシは、米国・シンジェンタ社が開発した「Bt10系統」のもので、特定の害虫を死なせる性質を持っている。
 01年から04年にかけ、米国で最大のべ1万5,000ヘクタールの畑で誤って栽培されたおそれがあることが、05年3月に米大使館から日本政府に報告されたため、厚生労働省でも05年5月9日から輸入時に、Bt10についてのモニタリング検査を実施。6月1日までに検出事例はなかったという。【厚生労働省】

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