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環境ニュース[国内]

「疏水百選」候補を募集開始

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2005.06.01 【情報源】農林水産省/2005.06.01 発表

 国内の「疏水百選」を選定・公表するために、農林水産省は全国から「疏水百選」候補を募集することにした。
 疎水はかんがい、給水、舟運、発電などの目的で、新たに土地を切り開いて設けた水路のこと。用途としては農業用水の供給目的で設置されたものが多く、全国で約40万キロメートルにも及ぶ。これらの疎水は本来の設置目的以外にも、生態系保全や景観形成など多くの役割を受け持っているが、近年は農村地域の過疎化・高齢化により、従来のような地域共同作業による管理が難しくなってきている。
 今回の「疏水百選」の選定は、一般の人びとの疎水に対する意識を深め、都市の住民も含めた新たな疎水の保全活動につなげていくことをめざしたもので、「疏水」に関心のある個人・団体なら誰でも応募が可能。応募は郵送または特設サイトの応募フォームで、平成17年8月31日まで受け付けている。
 なお応募された疏水については、東京大学名誉教授で「オーライ!ニッポン」会議代表の養老孟司さんら、有識者から構成される選定委員会が、「地域振興」、「歴史・文化・伝統」、「環境・景観」、「地域コミュニティ形成」−−の4つの視点から評価。「疏水百選」候補案を作成する。最終的な「疏水百選」は、この候補案に対するインターネット上の投票結果をもとに18年1月頃までに絞り込まれる予定だ。【農林水産省】

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