一般財団法人環境イノベーション情報機構
地域漁業管理機関の役割強化求める 「公海漁業管理と国連公海漁業協定に関する会合」大臣宣言
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.05.06 【情報源】水産庁/2005.05.06 発表
2005年5月1日から5日にかけ、カナダのセントジョンズで「公海漁業管理と国連公海漁業協定に関する会合」が開催された。5月2日の大臣会合には19か国、5月3日から5日にかけての全体会合には49か国と国際機関・NGOが出席。
このうち大臣会合では、(1)全ての国に対する国連海洋法条約、国連公海漁業協定への加盟要請、(2)公海漁業管理に中心的な役割を果たしている地域漁業管理機関(RFMO)の強化、(3)RFMOによる総漁獲量監視や過剰漁獲能力削減、(3)非メンバー国へのRFMO加盟要請と各RFMOでのIUU(違法、無報告、無規制)漁業廃絶措置強化、(4)RFMOのない海域・魚種でのRFMO設立への協力呼びかけ−−などを内容とする大臣宣言が採択された。
一方全体会合では、関係国や地域漁業管理機関が「大臣宣言」を実施するにあたって参考となる具体的措置について話し合いが行われた。【水産庁】