一般財団法人環境イノベーション情報機構
吉林省の旧日本軍遺棄化学兵器回収・処理施設建設問題で中国側と意見交換へ
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2005.04.27 【情報源】外務省/2005.04.26 発表
中国での旧日本軍遺棄化学兵器問題に関する第9回日中共同作業グループ会合が2005年4月27日に中国・北京で開催されることになった。今回の会合では、吉林省敦化市ハルバ嶺地区での遺棄化学兵器発掘・回収施設、実処理施設の建設問題、05年度に実施する現地事業について意見交換が行われる予定。
吉林省ハルバ嶺地区には、67万発の化学兵器が埋設されていると推定されており、機械を使った無人作業によるこれらの兵器の発掘・回収事業が計画されている。
日本側からは道上尚史内閣府遺棄化学兵器処理担当室参事官を団長とする外務省・内閣府遺棄化学兵器処理担当室の関係者、中国からは何振良(か・しんりょう)外交部日本遺棄化学兵器問題処理弁公室副主任を団長とする、外交部、国防部、国家環境保護総局らの関係者が、それぞれ出席する見込み。【外務省】