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環境ニュース[国内]

九州・山口北西海域のトラフグと南西諸島海域のマチ類について「資源回復計画」作成

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.04.18 【情報源】水産庁/2005.04.15 発表

 水産庁は、九州・山口北西海域のトラフグと南西諸島海域のマチ類についての「資源回復計画」を2005年4月15日までに作成した。
 「資源回復計画」は悪化傾向にある日本周辺水域の水産資源の回復を漁業関係者や行政が一体となって取組むために策定されるもので、複数県にまたがり分布する資源については国が、分布が一都道府県内にとどまる場合は都道府県が計画を作成することになっている。
 今回「資源回復計画」の策定対象となった山口北西海域のトラフグは、1975年には1,000トン近く漁獲されていたが、01〜03年には100トンを下回るまで減少。また、南西諸島海域のマチ類も1980年には3,000トンを超える漁獲があったものが、02年には過去最低の500トンを下回るまで減少しており、ともに資源の回復が求められていた。
 なお山口北西海域のトラフグの「資源回復計画」の内容は、当面5年間、休漁期間を設定するとともに、全長25センチ以下の小型魚の再放流を義務づけるもの。一方、南西諸島海域のマチ類の「資源回復計画」は、やはり5年間保護区設定により漁獲努力量削減に取り組むとしている。
 それぞれ資源の減少をくい止めるとともに、計画期間終了後も現状の資源量の水準を維持することをめざしている。【水産庁】

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