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環境ニュース[国内]

ハクチョウ類は新潟・山形、ガン類は宮城に観察事例集中 16年度「全国ガンカモ一斉調査」結果

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.04.15 【情報源】環境省/2005.04.15 発表

 環境省は16年度のガンカモ科鳥類(ガン・カモ・ハクチョウ類)の冬期の生息状況調査「全国ガンカモ一斉調査」の結果を暫定値としてまとめ、平成17年4月15日に公表した。
 この調査は昭和45年から毎年1月に全国同一の調査日を定め、各都道府県の協力を得ながら、一斉に調査を行っているもので、16年度は17年1月15日に全国約9,000地点で調査を実施した。
 公表内容によると、今回は9,000地点のうち約5,800地点でガンカモ科鳥類が観察され、うちハクチョウ類が観察されたのは約570地点、ガン類が観察されたのは約110地点、カモ類が観察されたのは約5,700地点。
 観察された個体総数は、ハクチョウ類で約8万1,000羽、ガン類約11万6,000羽、カモ類約177万3,000羽だが、これらの数値は過去10年間の調査結果と大きな変化はない。
 なお、ハクチョウ類は新潟県と山形県、ガン類は宮城県での観察個体数が多く、新潟県と山形県の2県だけでハクチョウ類約3万7,000羽(全国の約45%)を、宮城県だけで約9万9,000羽(約86%)のガン類が観察されている。特にガン類は宮城県内でも蕪栗沼、伊豆沼・内沼に観察個体数が集中しており、3湖沼の合計で約9万羽(約78%)が確認されたとしている。【環境省】

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