一般財団法人環境イノベーション情報機構
液晶・プラズマテレビの基準新設へ テレビの省エネ新基準案への意見募集開始
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2005.04.14 【情報源】資源エネルギー庁/2005.04.13 発表
総合資源エネルギー調査会の省エネルギー基準部会に設置された「テレビジョン受信機及びビデオテープレコーダー等判断基準小委員会」は、2005年4月13日までに、テレビなどの省エネルギー新基準案に関する中間とりまとめを行い、この案に対する意見募集を05年5月12日18時(必着)まで実施することにした。この中間とりまとめは、ブラウン管テレビ、液晶テレビ、プラズマテレビ、ビデオテープレコーダなど対象機器の省エネ新基準案を商品類型ごとに示したもので、ブラウン管テレビについては現行どおり03年度以降の各年度、それ以外の対象機器については08年度を目標年度に設定。
なおブラウン管テレビは、1999年に策定された従来の省エネ基準では03年度を目標年度とし、エネルギー消費効率の97年比16.4%改善をめざしたが、03年度出荷製品の省エネ性能はこの目標値を超えるエネルギー消費効率改善率25.7%を達成ずみ。ただし、これ以上の省エネが技術的に難しい水準に達していることや、今後は液晶テレビ、プラズマテレビに押され出荷台数も減少するとの予測にもとづき、今回の新基準案では目標基準値をこの水準に据え置いた。
一方、今後の需要が伸びると予想された液晶テレビ・プラズマテレビについては基準を新設。今回の基準値案が達成された場合には、これらの製品の08年度のエネルギー消費効率が現在の実績値よりさらに、約15.3%改善された年120.5kWhになる見込みだという。【資源エネルギー庁】