一般財団法人環境イノベーション情報機構
船舶の油濁損害保障契約締結証明書交付 05年4月12日時点で1,144件に
【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2005.04.13 【情報源】国土交通省/2005.04.12 発表
国土交通省は船舶油濁損害賠償保障法にもとづく、2005年4月12日午前10時時点の「一般船舶保障契約証明書」の交付申請件数、交付済み件数、契約締結に関しての立入検査結果などをまとめ、同日中に発表した。改正・油濁損害賠償保障法では日本沿岸での油事故が発生した場合の油回収、座礁船撤去措置を確実に進めるために、船舶所有者に油濁損害保障の契約締結を義務付け、保障契約未締結の船舶に対し入港規制を実施するとしている。
「一般船舶保障契約証明書」はその船舶の油濁損害保障契約締結を国土交通大臣が証明する書類。
今回の公表内容によると、05年4月12日10時までに証明書の交付申請が1,180件あり、うち1,144件に証明書が交付された。船籍別では交付申請件数、交付済み件数とも中国船が最も多く、交付申請件数が247件、交付済み件数244件。ロシア船の交付申請件数が205件、交付済み件数198件がこれに続いている。
一方、油濁損害保障の契約締結に関しての立入検査数は12日までに867件実施され、違反是正を命令したケースが24件あった。ただし検挙に至った事例はない。【国土交通省】