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環境ニュース[国内]

秋田大学放射性同位元素センターで硝酸ウランなど発見

エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.04.11 【情報源】文部科学省/2005.04.06 発表

 平成17年4月5日16時50分頃頃、秋田県秋田市にある秋田大学放射性同位元素センターで核燃料物質などがみつかったとの通報が同大から文部科学省に寄せられた。
 17年2月に文部科学省が全国の放射線障害防止法対象事業所に、放射線管理区域内外に長年放置されている放射性同位元素などがないかを17年3月末までに点検し、報告するよう通知したことに対応し、同大が17年3月31日に学内を調査した際に、放射線障害防止法上の管理区域である放射性同位元素センター貯蔵室内のダンボール箱の中で発見されたもので、内容は(1)ウラン量にして約474グラム分の硝酸ウランが入っている試薬ビン2本、(2)ウラン量約0.8グラム分の八酸化三ウランが入っている試薬ビン2本、(3)硝酸ウラニルとみられる物質が入っているとみられる試薬ビン2本。
 発見後は同大で放射線取扱主任者免状を持つ職員の指導により、管理区域内の施錠された貯蔵室の鉄製金庫に保管されており、貯蔵室の扉表面の放射線量は1時間あたり最大0.08マイクロシーベルトであるという。
 なお通報を受けた文部科学省では、ただちに職員を現地に派遣。秋田大に核燃料物質が放置された経緯を調査し、今後の対応とあわせて報告するよう要請するとした。【文部科学省】

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