一般財団法人環境イノベーション情報機構
05年度第2期北西太平洋鯨類捕獲調査が開始
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.04.11 【情報源】水産庁/2005.04.08 発表
2005年度の第2期北西太平洋鯨類捕獲調査(沿岸域調査)が2005年4月11日から開始される。北西太平洋鯨類捕獲調査は、国際捕鯨委員会(IWC)を設置した国際捕鯨取締条約第8条に基づき実施している調査で、1994年から1999年まで実施したミンク鯨の系統群調査を主目的とした第1期調査が終了し、2000年からは鯨と漁業の競合関係の解明を目的とした第2期調査が行われている。
今回の調査では、4隻の標本採集船が宮城県石巻市鮎川を中心とした半径30〜50マイル海域内でミンククジラ捕獲調査を行い、胃の内容物に含まれる餌生物種の同定、内容物量の測定を行うほか、餌生物調査船1隻があらかじめ設定された調査線上を航走し、計量魚探、トロール網を使って餌生物調査を行う。さらに目視調査船1隻もあらかじめ設定された調査線で、目視による鯨類の分布、資源量調査を行う。【水産庁】