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イベント情報放射性物質汚染水の浄化技術最新動向

放射性物質汚染水の浄化技術最新動向

【カテゴリ】 エネルギー 原子力

【開催日】2011.07.29

【開催地】東京都


◆講師
第1部 株式会社環境浄化研究所 代表取締役社長 須郷 高信 氏
第2部 東京工業大学 大学院理工学研究科 原子核工学専攻 教授 竹下 健二 氏
第3部 金沢大学 大学院自然科学研究科 生命科学専攻 教授 太田 富久 氏

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第1講 放射能汚染の現状と汚染水浄化技術
【10:30〜12:00】

【講演趣旨】
東日本大震災により、過去に経験したことのない原子力施設の複合災害が発生した。震災から2ヶ月以上が
経過しても、未だに被害の全容が解明されない現状である。現在、フランスアレバ社の協力で放射能汚染水の
処理が進められているが、海水中にセシウム、ストロンチウム、プルトニウム、ヨウ素など、複数の
放射性物質が多量に溶存しているため、現状の浄化技術では原子炉の冷却水として再利用することが
困難となっている。
そのため、原子炉の安定状態を維持するためには放射能汚染水の高度浄化技術の確立が緊急課題である。
本セミナーでは、放射能汚染水の浄化技術だけにとどまらず、土壌汚染や大気汚染の浄化技術に関する
最新の動向を紹介する。
1.原子炉施設の災害の現状
2.放射能汚染の現状
3.原子炉災害による放射能と自然放射能
4.放射能汚染の浄化技術
5.汚染浄化処理水の原子炉冷却水としての再利用システム
(講師プロフィール)
1965年 日本原子力研究所 入所 放射線化学の研究に従事
1986年 放射線を利用した長寿命電池膜の企業化に成功
1989年 高性能有害ガス吸着フィルタの企業化に成功
1999年 海水ウラン捕集実海域試験に成功
1999年 研究室長の現職で「環境浄化研究所」を設立
現在、新しい生活福祉と環境浄化材料の開発・普及活動。
(最近の賞暦)
2005年 「(社)発明協会」 発明奨励賞
2005年 「中小企業振興財団」優秀新技術賞
2006年 「(財)店舗システム協会」ビジネスモデル奨励賞
2008年 「日本原子力学会」原子力知識・技術の普及貢献賞
2009年 「中小企業異業種交流財団」優秀技術賞
2010年 「日本放射線化学会」技術賞
(著書・共著)
「グラフト重合のおいしいレシピ」「猫とグラフト重合」
「新地場産業に挑む」「ゼロエミッション構築技術」
「発想のネタになる科学の本」「吸着技術ハンドブック」他
研究紹介ネット:サイエンスチャンネル(http://sc-smn.jst.go.jp/)
@眠る海洋資源を開発する最新技術
A海は資源の宝庫
Bおもしろ科学の伝道師
C驚異の消臭技術 他



第2講 福島第一原発事故で発生した高放射性汚染水の浄化技術
【13:00〜14:00】

【講演趣旨】
東日本大震災の大津波をきっかけに起こった福島第一原子力発電所の事故は、3つの炉のメルトダウンを引き起こし、
震災からすでに2か月以上がたった今(5月末現在)でも解決の方向すら見いだせない状況です。
基盤電力源として位置づけられてきた「原子力」の安全性に対する国民の不安が広がり、定期点検後の
原発の運転再開を躊躇う地方自治体が増え、電力不足が深刻な問題となることが予想されます。将来の
エネルギー源としての「原子力」をどのように考えるべきか、国民一人一人が今考えるべき重要な課題です。
本セミナーでは、福島第一原子力発電所事故のこれまでの経緯をレビューし、大量に発生した
高放射性汚染水の処理技術、事故収束への今後の道程、さらには、原子燃料サイクルを含む
原子力発電技術の今後について分かり易く解説します。
1.高放射性汚染水の発生状況と処理計画
2.東工大における汚染水処理技術開発
3.事故収束への今後の道程
4.原子力発電の将来
講師プロフィール
1987年3月 東京工業大学 大学院原子核工学専攻 博士課程修了
同年4月 財団法人産業創造研究所・原子力化学工学センター
1996年 東京工業大学 大学院総合理工学研究科 助教授
2002年 同大学 資源化学研究所 准教授
2010年 東京工業大学 原子炉工学研究所 教授



第3講 放射性物質を捕まえる粉の開発と実用化の可能性(仮題)
【14:10〜15:10】

【登録日】2011.06.12

登録者情報

【登録日】 2011.06.12

【登録者】&Tech

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