一般財団法人環境イノベーション情報機構
気候変動政策・予算の到達点と今後の展望
【募集期間】| 2011.03.04〜2011.03.29 民主党政権は、昨年12月に平成23年度税制改正大綱を閣議決定し、今年10月に環境税を導入する方針を決めた。その税収は、2011年度に約400億円、2015年度には約2,400億円となる見込みである。それに伴い、気候変動対策予算も増額される。また、中小企業を含む事業者や生活者の取組みを支援する租税特別措置(エコカー減税、省エネ・再生可能エネルギー設備等へのグリーン投資減税等)・国内クレジット制度(国内CDM)・カーボンオフセットクレジット制度(J-VER)等の取組みも進展している。
事業者・生活者は、環境税への適切な対応や、気候変動対策予算/租税特別措置、クレジット制度等の支援制度の積極的活用により、気候変動関連ビジネスや低炭素ライフスタイルを進めつつ、コスト削減や事業拡大に結びつけることができる。しかし、環境税や支援制度は複雑・多岐に渡り、多くの省庁が関与しているため、その全体像・今後の方向性を、事業者・生活者が的確に把握することは、非常に難しい。
気候変動に対処するためには、現在の制度を把握し、効果的に活用するとともに、今後に向け制度の改善をはかることも重要である。環境税や気候変動対策予算/租税特別措置等も、効果を高めるために、今後さらなる改善が必要と考えられる。また、現政権は昨年12月、国内排出量取引制度の導入見合わせを決定したが、少なくとも、これまでの排出量取引制度の検討状況を共有するとともに、企業・経済団体の自主行動計画の今後のあり方を検討していくことが重要である。
そこで、第一線の政策担当者・研究者・企業/経済団体関係者等をお招きして、以下の目的のために、本シンポジウムを開催する。
○環境税・予算/租税特別措置・クレジット制度・排出量取引制度・自主行動計画等の最新動向に関する理解を支援することで、各セクター(研究者・メディア・NGO等を含む)の的確な対応・調査研究・情報提供/報道・提言活動等を促進する。
○特に、事業者・生活者の理解を支援することにより、政府の現時点での制度のビジネス・生活への効果的な活用をサポートし、気候変動関連ビジネスの取組み、及び、生活者の低炭素ライフスタイルを推進する。
○今後のさらなる制度改善・効果的制度推進に向け、事業者・生活者・研究者・メディア・NGO・政策担当者等の理解向上・取組み強化・相互信頼向上・連携強化をはかる。
○気候変動に対処するビジネス及び低炭素ライフスタイルが金銭的にも報われるような、効果的な今後の政策を展望し、さらなる気候変動政策の改善・強化に貢献する。
○気候変動政策の最新動向の共有により政府の政策の効果的運用を支援するとともに、政策担当者の今後のさらなる効果的な政策構築・改善を支援する。
是非、専門家の方から初心者の方まで、多数の皆様にお集まりいただけますように願っております。
【主催】
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
【助成】
環境再生保全機構地球環境基金
日立環境財団
【日時】
2011年3月28日(月) 18:15〜21:45
DAY-1 環境税・気候変動対策予算/租税特別措置
2011年3月29日(火) 18:15〜21:45
DAY-2 クレジット制度・排出量取引制度・自主行動計画
【プログラム(予定)】
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3月28日(月) DAY-1 環境税・気候変動対策予算/租税特別措置
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「プログラム説明」(18:15〜18:20)
1.現状・到達点・最新動向(18:20〜20:05)
1−1.気候変動対策予算/租税特別措置
◆報告
「政府気候変動対策予算の全体像、環境省気候変動対策予算/租税特別措置の最新動向(仮題)」
環境省御担当者
「経済産業省気候変動対策予算/租税特別措置の最新動向(仮題)」
経済産業省御担当者
「農林水産省気候変動対策予算/租税特別措置の最新動向(仮題)」
農林水産省御担当者
「国土交通省気候変動対策予算/租税特別措置の最新動向(仮題)」
国土交通省御担当者
◆質疑応答
1−2.環境税
◆報告
「環境税の最新動向1(仮題)」
環境省御担当者
「環境税の最新動向2(仮題)」
経済産業省御担当者
◆質疑応答
◇休憩◇
2.今後の展望(20:20〜21:45)
◆問題提起
JACSES
◆意見交換
○論点(案)
・税財政措置(環境税・予算等)のあり方
・制度改善・効果的制度推進のための取組み・アイデア(政策担当者・事業者・生活者・NGO等が個々にあるいは連携して行える活動等)
○パネリスト
諸富徹氏(京都大学大学院経済学研究科教授)
政策担当者
足立治郎(JACSES事務局長)
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3月29日(火) DAY-2 クレジット制度・排出量取引制度・自主行動計画
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「プログラム説明」(18:15〜18:20)
1.現状・到達点・最新動向(18:20〜20:05)
1−1.クレジット制度・排出量取引制度
◆報告
「国内クレジット制度(国内CDM)・試行排出量取引スキームの最新動向と国内排出量取引制度の検討結果(仮題)」
経済産業省御担当者
「カーボンオフセットクレジット制度(J-VER)・自主参加型国内排出量取引制度(JVETS)等の最新動向と国内排出量取引制度の検討結果(仮題)」
環境省御担当者
◆質疑応答
1−2.自主行動計画
◆報告
「自主行動計画・低炭素社会実行計画の最新動向(仮題)」
岩間芳仁氏(日本経済団体連合会環境本部長)
◆質疑応答
◇休憩◇
2.今後の展望(20:20〜21:45)
◆問題提起
JACSES
◆意見交換
○論点(案)
・事業者等の気候変動対策を進めるための制度のあり方
・制度改善・効果的制度推進のための取組み・アイデア(政策担当者・事業者・生活者・NGO等が個々にあるいは連携して行える活動等)
○パネリスト
大塚直氏(早稲田大学大学院法学研究科教授)
政策担当者
岩間芳仁氏
足立治郎
【会場】
ベルサール九段 3階 ROOM1+2
http://www.bellesalle.co.jp/bs_kudan/event/access.html
〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-10住友不動産九段ビル3・4F
TEL:03-3346-1396
<交通アクセス>
「九段下駅」
7番出口徒歩 3分(東西線)
5番出口徒歩 3分(半蔵門線・新宿線)
「神保町駅」
A2出口徒歩 7分(半蔵門線・新宿線・三田線)
「飯田橋駅」
A5出口徒歩 7分(東西線)
B5出口徒歩10分(有楽町線・南北線)
東口徒歩11分(JR線)
C1出口徒歩13分(大江戸線)
「水道橋駅」
西口徒歩8分(JR線)
A2出口徒歩10分(三田線)
※駐車場はありませんので、交通機関をご利用いただきますようお願い致します。
【参加費(軽食代込み)】
28日のみ
一般2,000円、学生1,500円、JACSESサポーター会員1,000円、賛助会員無料
29日のみ
一般2,000円、学生1,500円、JACSESサポーター会員1,000円、賛助会員無料
両日参加
一般3,000円、学生2,000円、JACSESサポーター会員1,500円、賛助会員無料
【ご参加いただきたい方々】
・事業者:政府の予算/租税特別措置・クレジット制度等を活用し、気候変動事業を強化しようと考えている事業者、および、環境税等の気候変動政策に備える必要性を感じている事業者
・生活者:気候変動政策の最新動向に関心を有する生活者
・研究者/学生:気候変動政策に関する調査研究を行っている研究者/学生
・メディア:気候変動政策に関する情報提供を行っているメディア関係者
・NGO:気候変動政策に関する政策提言を行うNGO関係者
・政策担当者:気候変動政策の構築を行う政策担当者
等
【お申し込み】
「11年3月●日イベント参加申込」(●に参加日をご記入下さい)と明記の上、
次のJACSESウェブサイト・参加フォーム
(http://www.jacses.org/form/form_event.html )から、
もしくはFAX:03(3556)7328宛てに
「お名前」「ご所属(勤務先・学校など)」「返信のためのご連絡先」を
明記の上、お申込み下さい。
【お問い合わせ】
特定非営利活動法人「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
担当:岸、黒木
TEL:03-3556-7323 FAX:03-3556-7328
E-mail: jacses@jacses.org
【登録日】2011.03.07