一般財団法人環境イノベーション情報機構
エメックス国際フォーラム 里海と生物多様性 ―アジアでの活動、日本での活動―
2010年10月には、生物多様性国際会議(COP10)が開催されます。
陸上の生物は、目に触れやすいこともあり、何となく親しみを持つことができます。一方、海の生物は食料として目に触れますが、海へのアクセスが簡単では無いことから、海の生物を直接目にする機会は、非常に少ないものとなっています。このことが、海の汚染の拡大、生物種の減少、漁獲量の減少に繋がってきているのではないのでしょうか。この反省に立った新しい沿岸域環境保全の概念である「里海」が日本から世界に広がりつつあります。
この国際フォーラムでは、日本およびアジアにおける「里海」の動向とその取り組みの一端を紹介します。一人一人が生物多様性および生物生産性の向上にどのように係わるのかを考えるきっかけになることを期待しています。
○日時 平成22年2月10日(水)13:30〜16:30
○会場 ラッセホール 5Fサンフラワー
(神戸市中央区中山手通 裏面地図参照)
○言語 英語・日本語(同時通訳) ○参 加 費 無料
○募集定員 80名
(定員を超えた場合のみ、連絡をします。)
○プログラム
里海と生物多様性についての日本の動き
―いまなぜ「里海」か−(仮題)
環境省閉鎖性対策室
里海と生物多様性をめぐる国際的な動き
−EMECS8およびEAS-Congress里海ワークショップを
中心に−
広島大学名誉教授 松田治
日本での活動例
「中津干潟における里海里浜活動」
NPO法人 水辺に遊ぶ会(大分県中津市) 足利由紀子
「藤前干潟から伊勢湾生命流域へ」
伊勢・三河湾流域ネットワーク 辻淳夫
アジアでの活動例
「タイにおける生態系に基づいたアプローチ:持続可能な養殖に向けた先駆的取り組み」
トラング沿岸水産養殖ステーション チーフ
プッス・ソンサンジンダ (タイ)
「フィリッピンの沿岸域コミュニティーにおける生物多様性のための伝統的慣行について」
フィリピン大学教授 E. フェレール, (フィリピン)
○主 催 財団法人国際エメックスセンター
○後援(予定) 兵庫県、社団法人瀬戸内海環境保全協会、瀬戸内海研究会議
○連携協力 生物多様性条約第10回締約国会議支援実行委員会
【登録日】2010.01.06