一般財団法人環境イノベーション情報機構
米の検査における着色粒(カメムシ斑点米)に関する<消費者向け>アンケート調査
【募集期間】| 2009.04.20〜2009.06.30 <斑点米規格に関する消費者アンケート ご協力のお願い>
最近ミツバチの大量死や赤とんぼの減少が問題になっています。ミツバチの大量死の理由はまだわかっていませんが、原因の一つとして疑われているものに水稲のカメムシ防除のために散布されているネオニコチノイド系殺虫剤があります。
カメムシ防除の殺虫剤はカメムシ発生面積のおよそ3倍の面積で散布されていますが、このように大量に散布されるのは、農家が米を出荷するとき受ける検査で等級が落ちないようにするためです。カメムシによる斑点米など着色粒が1000粒に1粒ならば一等米、2〜3粒混じれば二等米に等級が下げられてしまうからです(一等米と二等米では60kgあたり約1000円の価格差)。カメムシに汁液を吸われた米粒には黒い斑点が残りますが、食べても安全性にはまったく問題はありません。みかけの問題でしかない斑点米ですが、精米(玄米から白米に)するときに、色彩選別機を使って取り除くことができます。しかも、二等米では農家の手取りが低くなるのに、斑点米を取り除いて消費者に売られる「もと二等米」の価格は、一等米と変わりません。
私たちは農家に農薬散布を強いて環境汚染を招いている斑点米規格を米の検査から削除するよう求めているところです。
そこで消費者のみなさまのご意見を知りたく、アンケートを実施することにしました。
ご協力のほど、お願い申し上げます。 また、賛同団体も募集中です。
アンケート集約は6月末日です。
アンケート回答は下記URLのフォームより送ってください
http://kagakubu.net/rice/enq0904-b.html
2009年4月20日
「米の検査規格の見直しを求める会」
<賛同団体> 4月20日現在
生き物共生農業を進める会
提携米研究会
日本不耕起栽培普及会
主婦連合会
日本消費者連盟
日本有機農業研究会
反農薬東京グループ
食政策センタービジョン21
【登録日】2009.04.20