一般財団法人環境イノベーション情報機構
外務省主催NGO研究会「水に関わる援助のあり方」第1回会合
日本水フォーラムは、日本のNGOの能力向上を目的とするNGO研究会(主催:外務省)のうち、「水に関わる援助のあり方」テーマの事務局を務めることとなりました。
「水」は、水供給、衛生、災害、環境、食糧、文化など、人間生活のあらゆる局面で切り離すことができないものです。しかし、特に衛生・トイレの問題に関して言えば、26 億人がトイレなどの適切な衛生設備を利用できず、水に関連する病気で年間340 万人が命を落としているばかりか、学校に女子用のトイレがないため学校に行けない子供を生み出しているのが現状です。これは、逆に考えれば、幅広い分野の問題に関わる「水」や「衛生」の問題を解決すれば、それが貧困解決に大きく貢献しうることを意味しています。本年は国連総会で決められた国際衛生年であり、その解決に向けた取り組みの重要性が再認識されています。
また、トイレは、人間の尊厳に関わるものであると同時に、屎尿は資源としての大きな可能性を秘めているものです。しかし、文化や宗教観とも関わる問題であることから、その普及は決して容易ではありません。
そこで本研究会では、トイレ・衛生をメイントピックとして、日本のNGOが途上国で具体的な活動を行う上で、また、日本国内における支援の輪づくりを行う上で、何が問題になっているのかを明らかにし、私たちNGOの活動が魅力的で持続的なものとなるための方策を、水供給・衛生分野だけでなく、学校教育、保健等の分野で活躍する幅広いNGOのみなさんと、計2回の会合を通して一緒に考えていきたいと思います。
つきましては、下記のとおり、第1回の会合を開催いたします。皆様のご参加をお待ち申し上げております。
1 開催日時
2008年8月29日(金)15時〜17時30分(開場14時30分)
2 場所
世界銀行東京事務所・東京開発ラーニングセンター
東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル10 階
http://www.jointokyo.org/ja/about/location/
3 主催等
主催:「水に関わる援助のあり方」NGO 研究会/外務省
協力:世界銀行東京事務所
4 プログラムおよび参加申込
プログラムの詳細および参加申込票につきましては、下記外務省ウェブサイトよりご確認ください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/annai/ngo_water_01.html
5 言語
第1部:日本語・英語(同時通訳) 第2部:日本語
6.参加申し込み方法
会場の都合上、定員になり次第締め切ります。(定員:50名)
NGOに所属していなくても世界の衛生・トイレの現状について知りたい方、これから何か取り組んでみたいと考えている方、大歓迎です。ぜひお気軽にご参加ください。
【登録日】2008.08.19