一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本ヒートアイランド学会 特別講演会
日本ヒートアイランド学会は、学問の統合および緊急を要するヒートアイランド対策および技術を検討する場として設立されました。
従来の学会とは趣を異にして、大学・研究者・国および東京都などの自治体・企業、そして個人・NPO・NGO・市民団体などの幅広い分野の方々と、互いに連携をとりながらパラレルに研究・技術開発・導入普及などを進める組織を目指しています。(学会ホームページ:http://www.heat-island.jp/)
下記のとおり特別講演会を開催致します。会員、非会員ともに無料で聴講できますので、ご興味のある方はお気軽にお越しください。
多くの方のご参加をお待ちしています!
【日本ヒートアイランド学会特別講演会】
■日時:
2008年5月16日(金) 13:00〜14:00
(会員の方は、14:15〜総会にぜひご出席ください。)
■会場:
立教大学 池袋キャンパス モリス館(本館)1206教室
→アクセスマップ:http://www.heat-island.jp/download/sokai_2_map.pdf
■講師・演題・概要:
吉野 正敏 氏 (筑波大学名誉教授、国連大学上席学術顧問)
「都市の発達とヒートアイランドの形成」
ヨーロッパや中近東では、古代都市以来、都市はその構造や性格を変えながらも、面積的にも空間的にも拡大を続けてきた。 中世都市など、不明な時代もあるが、近世、さらに現代都市ではその特徴は急激に拡大し、強調されてきている。このような都市の発達にともない、古代からヒートアイランドは形成され、次第に明瞭になってきた。日本の都市、例えば江戸では、江戸時代にはすでに明らかにヒートアイランドが形成されていたと推定される。その根拠は都市大火・都市住民の伝染病などの発生とヒートアイランドの形成とはヨーロッパ(例えばロンドン)などにおける例を考えるまでもなく、車の両輪のように展開したからである。測器による観測値では、ヨーロッパでは19世紀前半に、日本では19世紀末に明らかにされ、1930年代には水平分布が諏訪、東京、大阪などで観測され、ヒートアイランドの構造が研究された。 このような発展の歴史を述べる。
■聴講費:無料
■詳細:http://www.heat-island.jp/news/sokai_2.html
(本学会の2008年総会開催のご案内)
■申込方法:
特別講演会参加申込フォーム:http://www.heat-island.jp/news/sokai_2.html#form2より、必要事項を明記の上、お申し込みください。
(本講演会は本学会の2008年総会の前に開催致しますが、総会には非会員の方はご出席いだけませんので、ご了承ください。)
■お問い合わせ:
日本ヒートアイランド学会事務局
TEL:03-5823-3563
E-mail:info@heat-island.jp
【登録日】2008.04.23