一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2009.07.10 更新日 | 2009.10.15
自主的取組手法
ジシュテキトリクミシュホウ
解説
環境政策の手法のひとつ。事業者などが自らの行動に一定の努力目標を設けて対策を実施する自主的な環境保全取組みを言う。技術革新への誘因となり、関係者の環境意識の高揚や環境教育・環境学習にもつながるという利点がある。
事業者の専門的知識や創意工夫を活かしながら複雑な環境問題に迅速かつ柔軟に対処していくための主要な政策手法の一つとして、地球環境問題や産業廃棄物問題、化学物質問題などに活用することができる。実施状況の公表や行政主体などによる関与などのチェック手段の確保が望ましいといわれている。
具体的な例としては、経済団体連合会の地球温暖化対策、個別企業の環境行動計画などがあげられる。
なお、環境政策の手法には、他に直接規制的手法、経済的手法、枠組規制的手法、情報的手法などがある。
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関連Webサイト
- 第三次環境基本計画:http://www.env.go.jp/policy/kihon_keikaku/thirdplan01.html
- 環境白書:http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/honbun.php3?kid=213&bflg=1&serial=12401
- 規制的手法を含めた環境保全のための政策手法(第三次環境基本計画(抄)):http://www.env.go.jp/council/02policy/y022-19/ref07.pdf