一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2010.01.08
化学物質過敏症
カガクブッシツカビンショウ 【英】Chemical Sensitivity
解説
中毒またはアレルギー(免疫毒性)といった従来の毒性学では説明不可能な、微量な特定の化学物質に対して反応する、化学物質に過敏状態の患者の存在が確認され、こうした病態を国際的には多種化学物質過敏状態(MCS:Multiple Chemical Sensitivity)、日本では化学物質過敏症と一般的に呼んでいる。その症状は、粘膜刺激症状、皮膚炎、気管支炎、喘息、循環器症状、消化器症状、自律神経障害、神経症状など多くの器官・臓器にわたる。こうした病態の存在を巡っては国際的にも否定的見解と肯定的見解があって、決定的な病態解明には至っていない。
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関連Webサイト
- 本態性多種化学物質過敏状態の調査研究報告書(平成16年2月13日環境省報道発表):http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=4700
- 室内空気中の化学物質(東京都健康安全研究センター環境保健部環境衛生研究科):http://www.tokyo-eiken.go.jp/kankyo/indoorair/
- 化学物質過敏症(市民のための環境学ガイド):http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/ChemSensitivity.htm
- 化学物質過敏症とは(NPO法人化学物質過敏症支援センター):http://www.cssc.jp/cs.html