一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2009.10.14 更新日 | 2015.01.23
新政府開発援助大綱
シンセイフカイハツエンジョタイコウ 【英】Revision of Japan’s Official Development Assistance Charter [同義]新ODA大綱
解説
2003年度に新たに作られた開発援助大綱。新ODA大綱とも呼ばれる。この改定では、冷戦後の国際環境の変化や国内の厳しい経済、国民のODAに対する厳しい見方、ODA予算の減少等の様々な環境の変化に伴い、ODAをより戦略的なものにすることを目指した。
これまでのODAでは、人道的見地、国際社会の相互依存関係、環境の保全及び平和国家としての使命を目的として掲げていたが、それに加えて国際社会の平和と発展に貢献し、これを通じて日本の安全と繁栄の確保に資することとし、新たに日本のODAのあり方を示す基本方針という項目も付け加えた。また、日本が近年力を入れている分野である平和の構築についても、個々の人間に着目した人間の安全保障の視点から記述し、ODAが今後取り組むべき課題としている。
この見直しに伴い、外務省では大綱見直しの過程におけるプロセスの透明性の確保にもっとも留意しながら行ったとしている。
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関連Webサイト
- OECD本部:http://www.oecd.org/home/
- 政府開発援助(ODA)大綱(外務省):http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/index/seisaku/wakugumi.html
- OECD東京センター:http://www.oecdtokyo.org/
- OECD(経済協力開発機構)(経済産業省):http://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/oecd/