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プロトタイプ炭素基金 環境用語

作成日 | 2015.01.22  更新日 | 2015.01.23

プロトタイプ炭素基金

プロトタイプタンソキキン   【英】Prototype Carbon Fund  [略]PCF  

解説

地球温暖化防止への取り組みの一環として、世界銀行が運営主体となる3つの炭素基金のひとつである。他に、バイオ炭素基金(BCF)、コミュニティ開発炭素基金(CDCF)がある。

PCFは、温室効果ガス(GHG)削減市場に、個人や公的投資家と結びつけることを目的に、2000年1月に設立され、京都メカニズムのパイオニア的役割を果たしている。

世銀内に、政府や民間からの出資により上限1億5,000万ドル規模(当初8,500万ドル)の基金を設立。世銀は同基金から途上国・移行経済国における温暖化対策プロジェクトに投資して、温室効果ガスを削減する。この削減分は第三者機関による審査・認証を経て、出資者に金銭ではなく「温室効果ガス削減量=炭素クレジット」として返還される仕組み。(2014年4月改訂)

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