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ペンタクロロフェノール 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2014.02.25

ペンタクロロフェノール

ペンタクロロフェノール   【英】Pentachlorophenol  [略]PCP  

解説

水田用除草剤やイネいもち病等の殺菌剤、防腐剤などに使用されていた物質。

農薬取締法(1948)に基づき1955年に殺菌剤として、また1957年に除草剤として農薬登録された。1963年に指定農薬、1971年に水質汚濁性農薬となって一部使用が禁止され、さらにその後、農薬製剤の副生成物としてヘキサクロロジベンゾダイオキシンを含むことが問題となり、1990年に農薬登録が失効。急性毒性を有するほか、環境ホルモンの疑いがある。

この他、毒物及び劇物取締法(1950)においては劇物に指定され、労働安全衛生法(1972)では特定化学物質(第二類物質)に指定されている。

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