一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2009.10.14
バスケット方式
バスケットホウシキ 【英】Basket Approach [同義]バスケットアプローチ バスケット・アプローチ
解説
数種類ある温室効果ガスの総排出量を、係数を使って合算する方式で、京都議定書で用いられることになった方式。
京都議定書では6種類の温室効果ガス(CO2、CH4、N2O、HFC類・PFC類・SF6)について削減を図ることとなり、数値目標を定めたが、その排出量を算出するに際して、ガスごとの実際の排出重量ではなく、二酸化炭素以外のガスの排出量を地球温暖化係数(GWP)を使って二酸化炭素等価排出量で算出する。
アメリカが、対策の対費用効果を高めるとして強く主張。最終的には、各国が賛同する。基準年は1990年であるが、3種類の温室効果ガスに関しては国際的なデータが出揃う、1995年を基準年の実績値と読み替えることで、各国が合意。
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関連Webサイト
- AGBM7等気候変動枠組条約補助機関会合第1週目の状況(平成9年8月4日環境省報道発表):http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=903
- 気候変動枠組条約ベルリンマンデート・アドホックグループ第6回会合の成果及び今後の課題について(平成9年3月10日環境省報道発表):http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=370