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土壌・湖沼の酸性化 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

土壌・湖沼の酸性化

ドジョウコショウノサンセイカ   【英】Acidification of Soil and Lakes  

解説

酸性雨は、樹木などに直接的な影響を与えるだけでなく、地下に浸透して土壌を酸性化したり、また、河川湖沼に流入して水系を酸性化することで、生態系に及ぼすさまざまな影響が指摘されている。

土壌や水系は、水酸化物や炭酸塩などのアルカリ成分を含み、これによりある程度の酸性化に対する緩衝能を持つ。しかし、緩衝能を越える大量の酸性物質が沈着すると、土壌や水系が酸性化し、中性の環境下では不溶性の重金属化合物などが溶出して、生物体内に蓄積するなどの報告がされている。

北欧や米国、カナダでは、湖沼の酸性化が深刻な問題となってきた。魚やその他の水生生物の著しい減少が数多く報告され、その対策として、大規模な石灰散布による中和なども実施されてきた。

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