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地域制自然公園 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.14

地域制自然公園

チイキセイシゼンコウエン   【英】Japans System of Natural Park(Zoning-System)  [同義]地域制公園 

解説

土地の所有権に関わらず一定の要件を有する地域を公園として指定し、各種行為を規制(公用制限)することにより目的を達成しようとする公園制度であり、日本の自然公園制度の基本をなす。

日本のように国土が狭小で公園専用地の取得・設定が現実的でない場合、また、採草地、農耕地、二次林などの生産用地や神社・仏閣などを優れた自然風景の一部として自然公園に取り込む場合に有効な手段となる。

なお、日本では、自然公園ばかりでなく、各種の保護地域制度のほとんどは同様の手法を採用している。

これに対して、 アメリカ、カナダの国立公園のように、公園当局が所有権など土地の権限を取得することにより設定される公園を営造物公園と言うが、営造物公園は土地購入のための財政的負担も大きく、限定的にならざるを得ない。

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