一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.12.12 更新日 | 2009.10.14
総量規制
ソウリョウキセイ 【英】Total Pollutant Load Control
解説
大気汚染や水質汚濁の防止を図るため、工場・事業場が集合し、汚染物質の発生施設ごとの排出規制では環境基準の確保が困難である場合に、地域全体の排出総量を削減するために用いられる規制手法。
地域を指定し、総量削減計画に基づいて、個々の発生施設ごとの排出基準よりも厳しい基準が設けられる。
現在硫黄酸化物に関しては24地域、窒素酸化物に関しては東京都特別区等、横浜市等、大阪市等の3地域が指定されている。また、自動車から排出される窒素酸化物と粒子状物質に関しては、首都圏、愛知・三重圏、大阪・兵庫圏が指定されている。化学的酸素要求量(COD)に関しては、東京湾、伊勢湾、瀬戸内海の3水系で実施されている。
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関連Webサイト
- 水質総量規制(環境省):http://www.env.go.jp/water/heisa/tplc.html
- 大気汚染防止法の概要(環境省):http://www.env.go.jp/air/osen/law/
- 昭和50年版環境白書:http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/honbun.php3?kid=150&bflg=1&serial=1750