一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2019.06.28
絶滅危惧種法【カナダ】
ゼツメツキグシュホウ 【英】Species at Risk Act
解説
絶滅のおそれがある野生生物種を保護し、その回復を助けることを目的に、2002年に制定されたカナダの法律。
同法は、絶滅のおそれがある野生生物種のリストを定め、これらの種の殺傷、生息地の破壊などを禁止する。また、これらの種について、回復戦略及び管理計画を定めることも規定する。同法では、特に、土地の所有者、環境保護団体、地方自治体、政府などが協力して、生物種やその生息地を保全する管理方式(スチュワードシップ)を重視しており、戦略や計画の策定に当たっては、こうした関係者と協力するよう求める。この他、重要な生息地を保全する際の補償、違反者に対する罰則なども規定されている。