一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2009.10.14
自然エネルギー
シゼンエネルギー 【英】Natural Enenrgy
解説
自然現象としてのエネルギーを取り出して利用するエネルギーで、いわゆる新エネルギーに含まれる。有限で枯渇性の石油・石炭などの化石燃料などとは対称的に、資源枯渇のおそれがないという意味を込めた「再生可能エネルギー」の主要な要素を占める。具体的には、太陽光や熱、風力、小規模水力、バイオマス、潮力、地熱、温度差などから取り出すエネルギー利用のこと。
化石燃料や原子力エネルギーの利用は、大気汚染物質や温室効果ガスの排出、また廃棄物の処理等の点で環境への負荷が大きい。自然エネルギーは、こうした負荷を低減するクリーンエネルギーとも見なされ、環境対策やエネルギー政策の一環として利用技術の開発が注目されている。一方で、エネルギー密度が低く、コスト高や不安定性、また現在の生活様式を継続する中でエネルギー需要をまかないきれるものではないなどの欠点もある。
日本では、1999年末に超党派で構成する「自然エネルギー促進議員連盟」が発足、「自然エネルギー発電の促進に関する法律」案を作成し、提案したが審議未了、廃案になった。同法案では、自然エネルギー発電供給促進計画の毎年の作成を一般電気事業者(電力会社)に課し、届け出を行い、達成度合いについても報告することになっている。そのご同法案の一部を生かした新エネ特措法ができている。
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関連Webサイト
- 温暖化写真館 自然エネルギー(全国地球温暖化防止活動推進センター):http://jccca.org/content/view/1023/653/
- 自然エネルギー推進市民フォーラム(REPP):http://www.jca.apc.org/repp/home.htm
- 「自然エネルギー促進法」ネットワーク:http://www.jca.apc.org/~gen/