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霧島錦江湾国立公園 環境用語

作成日 | 2014.02.27  更新日 | 2014.02.27

霧島錦江湾国立公園

キリシマキンコウワンコクリツコウエン   【英】Kirishima-Kinkowan National Park  

解説

宮崎県・鹿児島県にまたがる霧島地域と、桜島を中心とする錦江湾地域からなる国立公園。両地域とも火山活動を起源とする公園である。霧島地域は、最高峰韓国(からくに)岳(1,700m)をはじめ20座以上の山が集まる霧島火山群からなり、平成23年1月に300年ぶりに爆発的噴火を起こした新燃(しんもえ)岳など活動中の火山も含む。大浪池、御池などの火口湖、ノカイドウやミヤマキリシマ群落など特色ある植生が見られる。錦江湾(鹿児島湾)は、北部の姶良(あいら)カルデラ、湾口の阿多(あた)カルデラと、それをつなぐ溝状の低地によってできた深い湾で、北部の桜島と湾奥部の海岸、薩摩半島南部の指宿地区及び大隅半島先端部の佐多地区などが公園区域に含まれている。

霧島地域は、1934年3月に、瀬戸内海、雲仙とともに、日本最初の国立公園に指定された(霧島国立公園)。1964年には、錦江湾国定公園の編入及び屋久島地域の追加指定により「霧島屋久国立公園」となった。2012年3月には、姶良カルデラの相当部分を区域拡張することを機に、島嶼生態系を中心とする屋久島国立公園が分離独立し、火山を中心とする公園に再編成され「霧島錦江湾国立公園」に名称変更された。(2014.01.21作成)

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